第15回日本野生動物医学会大会(2009年度富山大会)のページ
第15回日本野生動物医学会大会は、富山大学を主会場として2009年9月に開催されます。富山県内には学会員数が非常に少なく、十分なお世話をさせていただけるか不安な面もありますが、実行委員会一同、学会員の皆様のお越しを心から歓迎致します。

大会概要

会期:2009年9月3日(木)〜6日(日)
会場:富山大学黒田講堂、人文・社会科学系共通教育棟
主催:日本野生動物医学会
協力:富山大学、富山大学生活協同組合、富山県高等教育振興財団、富山コンベンションビューロー
後援:アースデイとやま2009実行委員会、NPO法人立山自然保護ネットワーク、環境省、きんたろう倶楽部、市民いきものメイト、富山県獣医師会、富山市ファミリーパーク、日本獣医学会、日本動物園水族館協会
集会数:市民公開講座1件、全体・分野別シンポジウム3件、企画集会3件、自由集会4件、合計11件
一般発表数:口頭発表13件、ポスター発表74件、合計87件   
大会長・事務局長:横畑泰志(富山大学大学院理工学研究部・理学部)

開催日程とプログラム概要(LH:黒田講堂ホール、CR:黒田講堂会議室)

  日

       午   前 

           午     後

 9月
 3日
  (木)

 9:30-12:00  会 場 設 営

随時〜18:00 各種委員会(人文・社会系共通教育棟)
13:00 受付開始(黒田講堂正面ロビー)

13:00-15:00 ショート・エクスカーション(富山市呉羽丘陵、富山市ファミリーパーク正門前集合)

16:30-20:30 企画集会「学生集会・里山−人と野生動物の共存する世界−」(黒田講堂1階会議室)

20:30-22:00 学生部会支部長会議(黒田講堂1階会議室)
 9月
 4日
  (金)
9:00 受付開始(黒田講堂正面ロビー) 12:15-12:30 学会長挨拶、その他連絡(黒田講堂ホール)
12:30-15:30 全体シンポジウム1「新時代の傷病鳥獣救護
〜課題の整理と解決に向けて〜」(黒田講堂ホール)
9:00-11:00 理事会(黒田講堂1階会議室;初期の予定より日時が変更されています) 評議員会(黒田講堂1階会議室;初期の予定より日時が変更されています) 15:45-18:45 分野別シンポジウム「保全医学的考え方に基づく感染症との付き合い方」(同上)
自由集会1「研究する動物園2」
(黒田講堂1階会議室)
学生懇親会(富山大学生協本店食堂、*)
 9月
 5日
  (土)

9:00 受付開始(黒田講堂正面ロビー)

12:15-12:45 総会(黒田講堂ホール;積極的にご参加ください)
9:30-11:15 口頭発表1
(臨床および保護、黒田講堂ホール)
12:00-13:00 学生総会(黒田講堂1階会議室)
13:00-15:30 全体シンポジウム2「野生動物医学における動物福祉」(黒田講堂ホール)☆
9:30-12:00 自由集会2
「漂着海棲哺乳類を活用した研究の可能性」(黒田講堂1階会議室)
15:45-17:45

企画集会「野生動物の感染症と国際野生動物疾病通報システム」(黒田講堂ホール)

企画集会「東アジアの学生との交流」(黒田講堂1階会議室)

11:00-12:00ポスター発表コアタイム
(人文・社会系共通教育棟2階217、218、219番教室)

自由集会3「調査研究における野生動物の利用:米国哺乳類学会ガイドラインの読解」
(人文・社会系共通教育棟2階333 番教室)
18:00-20:00 全体懇親会(富山大学生協本店食堂)
 9月
 6日
  (日)
9:00 受付開始(黒田講堂正面ロビー) 12:30-15:30 市民公開講座「「出没」と「北上」〜北陸の野生大型獣問題〜」(黒田講堂ホール、一般参加歓迎)

9:30-11:00 口頭発表2(感染症および海獣類の生理、黒田講堂ホール)
9:30-12:00 自由集会4「外国産野生動物のペットとしての輸入規制について」(黒田講堂1階会議室、一般参加歓迎)
11:00-12:00 ポスター発表コアタイム
(人文・社会系共通教育棟2階217、218、219番教室)
15:30-18:00 大会関連行事“ミミズ公開実習ESS2009”
公開講演会(学会員・一般参加歓迎)

*学生懇親会には一般の方も積極的にご参加いただき、学生との交流を深めてください。

(4日午前中に予定されていた教育委員会のシンポジウムは残念ながら中止となりました(4/30記))

大会長あいさつ(全体シンポジウム、分野別シンポジウム、企画集会などの用語説明があります)

参加申込と送金の方法、締切                                        
1.大会参加希望者は参加申込用紙に必要事項を記入し、郵送またはFaxで実行委員会までお送りいただ
 くか、同じ内容のE-mailでお送りください。様式をコピー・ペーストできるようにホームページ上に
 掲載します(→ここをクリックすると様式が出るのでコピーしてお使いください)。E-mailの場合
 は、着信確認のための返信を行ないます。
2.参加費
 大会参加費:一般 6,000円、学生3,500円
 全体懇親会費:一般 6,000円、学生3,500円
  送金は郵便振替(口座番号:00750-0-53022、口座略称:日本野生動物医学会大会15)でお願い
 します。領収書として、振替用紙の受取票を保存してください。学生懇親会費は当日担当者が別途徴収
 します。非学会員で自由集会において発表される方は、本人または責任者が参加費をお払いください。
3.大会に参加されず、講演要旨集のみをご希望の方は、大会実行委員会事務局までご連絡ください。実
 費と送料自己負担でお送りします。

一般講演

1)口頭発表
日時9月5日(土)9:30〜11:156日(日)9:30〜11:00(←クリックすると演題一覧があります)
場所:富山大学黒田講堂ホール
 機材としてはPowerpoint2007(Windows)を用意します。文字化けやレイアウトに関しては、お手元のパソコンで事前に確認をお願いします。USBメモリー、またはCD-ROMにコピーした発表フィルを発表当日の8:30までに発表会場まで持参されるか、発表ファイルをコピーしたCD-ROMを8月31日(月)までに事務局宛にお送りください。MacまたはPowerpointの異なるバージョンで作成されたファイルは、正常に表示されるよう、事前にご調整ください。座長は最初の一人を実行委員が務めますが、以後は前演者かその共同発表者にお願いします。時間配分は、予鈴:10分、本鈴:12分(口演終了)、3 鈴:15分(討論終了)とします。次の演者は前もって次演者席で待機し、速やかな交替をお願いします。

2)ポスター発表(←クリックすると演題一覧があります)
コアタイム日時:9月5日(土)、6日(日)11:00 〜12:00
場所:人文・社会系共通教育棟2階217、218、219番教室
 ポスターはA0サイズでグラフの縦軸の説明などを除き基本的に横書きとし、上に大きな字でタイトルと講演者の氏名、所属(略記)、英文氏名、英文所属(略記)をお書きください。それ以外の形式は一切自由とします。資料などを置く台が必要な方は、当日実行委員にお申しつけください。ポスターの撤去は、最終日の12:30までにお願いします。それ以後は実行委員が撤去させていただく場合があります。コアタイムは2回設けてありますので、少なくともいずれかの回で口頭説明をお願いします。それ以外に自主的説明時間を設ける場合は、それぞれのポスターかその付近に時間帯を明記願います。

講演申込方法
 口頭発表、ポスター発表ともに、申込は締切りました。

集会案内

1.市民公開講座 「出没」と「北上」〜北陸の野生動物問題〜(Wildlife Problems in the Hokuriku District)
主催:第15回日本野生動物医学会大会実行委員会
日時:6日(日)12:30〜15:30
場所:黒田講堂ホール
趣旨・内容:日本各地で野生動物と人との間に様々な問題が生じていますが、富山県などの北陸地域もその例外ではなく、希少種の保護や獣害の発生が地域社会の大きな関心を呼んでいます。2004年と2006年にはツキノワグマの大量出没が全国的に大きな問題になりましたが、死亡事故の発生も含めて、その被害が最も激しかったのがこの地域でした。最近は温暖化に伴うとされるイノシシの分布拡大と増加が問題になっており、富山県ではニホンザルを追い越して、県内で最も農業被害の大きな動物になっています。その背景として、中山間地域での著しい人口減少、高齢化、産業基盤の空洞化による、人と野生動物との力関係の崩壊も指摘されています。ニホンジカも少しずつ見られるようになっており、イノシシとともに農林業や自然植生、特に高山帯への影響が懸念されています。日本野生動物医学会は、単なる「野生動物を対象とした獣医学の発展」だけにとどまらず、地域や現場に根ざした野生動物問題の解決への貢献を目的として様々な活動を続け、15回目の大会開催を迎えるに至りました。初めての北陸地域での開催となった本大会において、それらの問題を地元の行政担当者や研究者などの方々にわかりやすく報告していただき、市民とともに考える場をもちたいと存じます。多数のご来場を歓迎します。

コーディネーター:横畑泰志 氏(富山大学大学院理工学研究部)
講演1.「富山県における野生動物の分布拡大とその保護管理」赤座久明 氏(富山県生活環境文化部自然保護課)
講演2.「石川県における野生動物の分布拡大とその保護管理」野崎英吉 氏(石川県環境安全部自然保護課)
講演3.「北陸に北上するニホンジカとイノシシ」 南部久男 氏(富山市科学博物館)
講演4.「DNA分析からみた富山県産イノシシの履歴」山崎裕治 氏(富山大学大学院理工学研究部)

 予定されていた講演「富山県のツキノワグマ大量出没とその後の対応」は、演者の都合により、残念ながら取りやめとなりました。関連する資料がhttp://yokohata.sci.u-toyama.ac.jp/KUMAYOUSHI.htmlにありますのでご覧ください。

2.全体シンポジウム1.新時代の傷病鳥獣救護 〜課題の整理と解決に向けて〜 →講演要旨
      (Wildlife Rescue for a New Era: Discussion Toward Sorting Out and Resolving the Issues)
主催:個体群管理委員会、共催:感染症対策委員会・
 野生動物保護委員会
日時:4日(木)12:30〜15:30
場所:黒田講堂ホール
コーディネーター:鈴木正嗣 氏(岐阜大学)・須藤明子 氏(株式会社イーグレット・オフィス)
趣旨:野生動物を救いたいという「優しい気持ち」から始まった傷病鳥獣救護ですが,いま現場では,鳥インフルエンザのリスクや希少種の安楽殺問題、外来生物問題など,さまざまな新しい課題を抱えています。一方,日本野生動物医学会は,個体の保護を超えたレベルでの生物多様性保全への社会貢献が求められています。また,人と野生動物の軋轢の複雑化・多様化にともない,鳥獣被害関連を中心に環境行政予算は逼迫しています。このような状況の中,傷病鳥獣救護における課題の整理と解決に向けた発想転換が求められています。
本シンポジウムは,「感覚的なPR効果」にとどまらず,定量的・費用対効果を踏まえた「新時代の傷病鳥獣救護」のあり方を検討する目的で企画します。

内容:1)基調講演:「生物多様性を守る現場からの提言」横山隆一 氏((財)日本自然保護協会 常務理事) 
    2)課題の整理
    講演1.「傷病鳥獣救護と感染症対策 −北里大学獣医学部における野生動物の防疫対策について」
         進藤順治 氏(北里大学獣医学部生物環境科学科野生動物学研究室)
    講演2.「種の保存法と傷病鳥獣救護」岡野 司 氏(岐阜大学野生動物管理学研究センター)
    講演3.「教育資源としての救護動物 −地球の健康に捧げる命」福井大祐 氏(旭川市旭山動物園)
    講演4.「押収動物への対応のあり方 −IUCNガイドラインの概略とサラワク州森林局(マレ−シア)における事例紹介−」
         大沼 学 氏(独立行政法人国立環境研究所)
    講演5.「野生動物救護における市民参加」葉山久世 氏(かながわ野生動物サポートネットワーク)
    総合討論

3.全体シンポジウム2.野生動物医学における動物福祉(Animal Welfare in Wildlife Medicine)→講演要旨

主催:動物福祉委員会
日時:5日(金)13:15〜15:30
場所:黒田講堂ホール
コーディネーター:石川 創 氏(動物福祉委員長)
趣旨・内容:野生動物医学会動物福祉委員会では、これまで自由集会を通じて、野生動物の福祉の様々な側面に 
関し、特に医学的観点から検討を重ねてきました。今回シンポジウムでは、これまでの議論の集大成として、
動物福祉委員会が考える野生動物福祉のあり方を提示すると共に、学会員外の皆様を交えて幅広い議論を行い
たいと考えています。
講演1.「はじめに−動物福祉とは何か」石川 創 氏((財)日本鯨類研究所)
講演2.「野生動物の安楽死」淺野 玄 氏(岐阜大学応用生物科学部)
講演3.「野生動物の致死調査」石川 創 氏((財)日本鯨類研究所)
講演4.「展示動物の福祉 −人を魅了するため野生動物医学を取り入れた健康管理」 福井大祐 氏(旭川市立旭山動物園)
講演5.「教育現場での動物福祉」横畑泰志 氏(富山大学大学院理工学研究部)
総合討論

4 .分野別シンポジウム.保全医学的考え方に基づく感染症との付き合い方
      (How to Deal with the Infectios Diseases Based on the Conservation Medicine)

主催:感染症対策委員会、共催:個体群管理委員会・動物福祉委員会・教育委員会
日時:4日(木)15:45〜18:45
場所:黒田講堂ホール
コーディネーター:長 雄一 氏(北海道環境科学研究センター)
趣旨・内容:2008年度に提起された「日本野生動物医学会の感染症対応に関する基本方針」には、保全医学という新概念が入っています。これは当学会がリードすべき分野であり、学会員同士さらには外部との連携が不可欠な分野です。このため感染症対策委員会では、獣医学や生態学など特定の学問領域を超えた視点で感染症を捉えて検討できるよう専門的なチームを組織し、感染症への取り組み方を提案したいと考えています。当シンポジウムでは、学会内外の専門家を集め、まずは学会内での「保全医学」的論議を進めることを第一目標とし、それに基づいた感染症への取り組み方についても意見の集約を行いたい。単なる講演会ではなく、ワークショップ的な実践的な集会にすることを目指しています。
  趣旨説明.「開催趣旨及び対策チーム検討内容の説明」 高見一利 氏(大阪市立天王寺動植物公園)
  講演1.「野生動物感染症と保全医学」村田浩一 氏(日本大学生物資源科学部)
  講演2.「白鳥の高病原性鳥インフルエンザ感染が与えた影響について」小泉伸夫 氏(農研機構動物衛生研究所)
  講演3.「感染症モデルとしてのコイヘルペスウイルス病」川端善一郎 氏(総合地球環境学研究所)
  講演4.「米国での保全医学事例の紹介」根上泰子  氏(国立環境研究所)
  講演5.「シギ・チドリ類を対象としたウエストナイルウイルスのモニタリング」大沼 学 氏(国立環境研究所)
  報告.「感染症対策委員会保全医学専門家チームの検討結果」長 雄一 氏(北海道環境科学研究センター)
  総合討論 

(この他に分野別シンポジウム「明日から使える臨床技術」が企画されていましたが、残念ながら中止となりました)

5.企画集会1.学生集会 「里山 −人と野生動物の共存する世界−」
                       (Satoyama −the land where humans and wildlives coexsist−)
主催:学生部会
コーディネーター:久木田優美 氏(酪農学園大学4年)・石橋知可子 氏(岐阜大学5年)
日時:3日(木) 16:30ー20:30
場所:黒田講堂1階会議室

内容:日本の各地に「里山」という環境があります。そこは“人と野生動物の緩衝地帯”と言われており、昔から人と野生動物が共存して生きていると言われています。
 今回は富山の自然保護に携わる3名の方に違う立場から講演をしていただきます。そこで「里山」の魅力や重要性を感じてもらい、人と野生動物のよりよい関係を作るにはどうしていけばいのか、グループディスカッションで参加者各々に考える場を持ってもらえたらと思っています。みなさまの参加をお待ちしています。
 補足:講演とディスカッションの間には休憩を挟みます。ディスカッション中は飲食自由です。

<講演者> 横畑 泰志 氏(富山大学大学院理工学研究部・理学部)
      山本 茂行 氏(富山市ファミリーパーク 園長)
      小澤 俊樹 氏(イヌワシ研究会)

6・企画集会2.「野生動物の感染症と国際野生動物疾病通報システム」
       (Wildlife infectious diseases and International Wild Animal Disease Notification System)

主催:野生動物医学会感染症委員会
日時:5日(土)15:45〜17:45分
場所:富山大学黒田講堂ホール
コーディネーター・座長:村田浩一 氏(日本大学生物資源科学部)
内容
 趣旨説明 吉川泰弘 氏(東京大学大学院農学生命科学研究科)
 講演1.「OIE(国際獣疫事務局)の組織・機能及び国際野生動物疾病通報システムに関するOIEのミッション」
  石橋朋子 氏(農林水産省動物検疫所)
 講演2.「家畜と野生動物の共通感染症と我が国の対応」山本 実 氏(農水省消費安全局動物衛生課)
 講演3.「ヒトと野生動物の共通感染症とその対策及びOIEへの対応案」
  中嶋健介 氏(厚生労働省健康局結核感染症課)
 講演4.「野鳥の高病原性鳥インフルエンザのモニタリング」徳田裕之 氏(環境省自然環境局野生動物課)
 講演5.「国内における野生動物疾病通報システムの構築とパイロットプラン」
  吉川泰弘 氏(東京大学大学院農学生命科学研究科)
 まとめ.吉川泰弘 氏(東京大学大学院農学生命科学研究科)

7.企画集会3.東アジアにおける野生動物医学関係の学生間交流
   (Promotion of the Relationship among Students Who Are Majoring Zoo and Wildlife Medicine in East Asia)

主催:日本野生動物医学会国際交流委員会・日本野生動物医学会学生部会
コーディネーター:角田真穂 氏(大阪府立大学 獣医3年) 谷川ももこ 氏(日本大学 獣医3年)
日時:2009年9月5日(土) 15:45〜17:45   場所:黒田講堂会議室

 アジア地域における国境を越えた野生動物医学活動の進展を図るとともに、日本野生動物医学会のさらなる国際交流化を推進するため、アジア各国の野生動物医学に関係する学生間での日常的な交流を実現することを目的としている。
 国際交流委員会よりアジアにおける野生動物医学のネットワーク化とこれまでの取り組みについて話した後東アジアにおける野生動物医学の最近の話題を話す。
 その後学生部会から学生間の交流として韓国,台湾,日本からそれぞれの演者が自国でどういった活動をしてきたかを講演した後、これからアジアでどういった活動ができるか参加者みんなでディスカッションを行う。

<講演者> 韓国:Hong Yoon Jee 氏(ソウル大学獣医学部大学院博士課程1年)
         Kim Sang In 氏(ソウル大学獣医学部大学院修士課程1年)
      台湾:Lee Yen Ta 氏(台湾国立大学獣医学部)
         Yu Pin Hua 氏(台湾国立大学獣医学部)
      日本:鈴木瑞穂 氏(帯広大学獣医学部3年)

8.自由集会1.「研究する動物園2」

主催:学術委員会
コーディネーター:佐々木基樹 氏(帯広畜産大学解剖学教室、学術委員会委員長)、
           遠藤秀紀 氏(東京大学総合研究博物館、学術委員会副委員長)
日時:9月4日(金)15:45-18:45  場所:黒田講堂1階会議室

 昨年の第14回日本野生動物医学会神戸大会において, 学術委員会および大会実行委員会の企画によって, シンポジウム「研究する動物園」を開催した。本大会においても, 引き継き「研究する動物園2」と題して自由集会を開催する。学術委員会では, 動物園, 水族館, および博物館など多くの機関や広い研究領域における野生動物医学の研究促進とその研究成果の応用に尽力していくことを目的の一つとしている。「研究する動物園」が, 日々社会教育や治療に追われながらも好奇心と探究心を枯渇させることなく, 学術的付加価値を生み出して行こうとする動物園, 水族館関係者のお互いの“語り場”として貢献できればと考えている。今回は4人の動物園関係者の方々から, 動物園で行われている研究や動物園の現状について講演頂く。  

<講演者>
・佐藤伸高 氏(旭川市旭山動物園)「飼育係 はじめの一歩」
・秋葉由紀 氏(富山市ファミリーパーク)「日本の野生動物及び在来家畜の飼育・展示・繁殖」
・森角興起 氏(横浜市立金沢動物園)「動物園での研究と課題 
−繁殖センターから動物園へ移動して実感した課題−
・宮川悦子 氏(よこはま動物園ズーラシア)「保全と動物園」
 (当日演題が変更される場合があります)

9.自由集会2. 「漂着海棲哺乳類を活用した研究の可能性」

コーディネーター:田島木綿子 氏、山田 格 氏(国立科学博物館動物研究部)
日時:9月5日(土)9:30-12:00  場所:黒田講堂1階会議室(右)

 捕鯨全盛期を過ぎた現在、海棲哺乳類(鯨類、鰭脚類、海牛類など)の研究を進めたい、始めたいと思い立った時、対象試料を集める、またはどんな研究が可能かを模索する時、その情報を得ることは容易ではない現状がある。一方で、日本全国の海岸に生きたまま(座礁)、または死んで打ち上がってしまう(漂着)海棲哺乳類は年間約250件を越えることもある。そこで、こうした漂着海棲哺乳類を研究対象とし、研究を試みると、制限はあるものの様々な研究を行うことが可能である。本集会では、こうした研究の最前線で活躍する研究者による「漂着海棲哺乳類を活用した研究」の具体的な成果の紹介と、可能性について語りたい。特に、演者を含めた参加者の新たな輪の構築を目指して、研究の萌芽性,今後の研究の発展、展望について論議したい。

<講演者・演題>
・ 進藤順治 氏(北里大学獣医学部生物環境科学科)「鯨類の舌および舌上皮の結合織芯の観察」
・ 宮地一樹 氏(麻布大学介在動物学研究室)「海棲哺乳類のアミノ酸解析」
・ 磯部友彦 氏(愛媛大学沿岸環境科学研究センター)「海棲哺乳類のPopsの汚染実態」
・ 保尊 脩 氏(名古屋大学大学院生命農学研究科)「西インドマナティ頭蓋骨の癒合に関する予備的研究」

10.自由集会3.「調査研究における野生動物の利用:米国哺乳類学会ガイドラインの読解」
主催:動物福祉委員会
コーディネーター:石川 創 氏(日本鯨類研究所、動物福祉委員長)
日時:9月5日(土)15:45〜17:45  場所:人文・社会科学系共通教育棟3階333番教室

 野生動物医学会動物福祉委員会では、野生動物医学研究における動物の取り扱いマニュアルの作成を目指しています。その手始めとして、2007年に改訂公表された米国哺乳類学会のガイドライン(Gannon et al.、Journal of Mammalogy 88:809-823)を翻訳し、内容を検討することで、日本型のマニュアル作成に役立てようと考えています。今回の自由集会では、翻訳原案の内容を紹介し、日本における野生動物医学活動に必要な事、足りない部分などを中心に議論したいと思います。日頃野生動物の観察や捕獲を伴う研究活動を行っている皆さんもぜひご参加いただき、皆さんの経験や御意見を取り込んだマニュアル作りにご協力下さい。

米国哺乳類学会ガイドラインの構成
1.緒言          5.捕獲した野生哺乳動物の飼育下における維持
2.一般的なガイドライン  6.安楽殺
3.捕獲の技術       7.標本と補助的材料による信憑性の確保
4.識別のための標識    8.人間の安全


11.自由集会4.「外国産野生動物のペットとしての輸入規制について」

主催:野生動物保護委員会
コーディネーター:中津 賞 氏(中津動物病院、野生動物保護委員会委員長)
日時:9月6日(日)9:30〜12:00  場所:黒田講堂1階会議室

 最近、動物病院で診察を受ける動物の多様性には驚かされる。そのほとんどが外国産野生生物である。フクロモモンガは私どもの病院にはかなりの数が診察に訪れる.その輸入総数はこうした事態から推測するとおそらく数十万頭が日本に持ち込まれていると見られる。充分でない知識のもとで飼育し始めるために順調に飼育できず、あるいは飼育に飽きるとすぐに野外に放逐することになる。アライグマ、エリマキトカゲ、ハリネズミ等が記憶に新しいところである。臨床の現場における状況を報告し,法律的な規制の可能性についても言及する。

<講演者・演題>
・中津 賞 氏(中津動物病院、野生動物保護委員会委員長)「小動物臨床から見た外国産野生動物のペットとしての保有状況」
・ 石橋 徹 氏(いのかしら公園動物病院)「両生/爬虫類の輸入の現状について」
・ 羽山伸一 氏(日本獣医生命科学大学野生動物教育研究機構)「外来生物に対する対策の考え方について」
・ 高見一利 氏(大阪市天王寺動植物公園)「動物園における遺棄動物の飼育状況」


大会事務局連絡先:〒930-8555 富山市五福3190 富山大学理学部生物圏環境科学科 野生動物保全学研究室 
        横畑泰志(よこはた やすし)Tel. and Fax. 076-445-6376
        E-mail:yokohata@sci.u-toyama.ac.jp(送信時には@を半角に変えて用いてください)

関連ページ:

講演要旨

Short Information in English

関係者の皆様へ(謝辞)

ショート・エクスカーションのご案内

リンク:日本野生動物医学会ホームページ日本野生動物医学会学生部会ホームページ

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